地震が起きてまず、することは火を止める事、そして水を溜める事です。
大きな地震が来た場合、必ずライフラインが止まります。
このライフラインが止まる前に、必ず溜める事。
お風呂でもバケツでもなんでもかまいません。
とにかく、溜められるものに水をひたすら汲みましょう。
これは、飲み水としてではなくトイレ用です。
ライフラインがストップしてしまうとトイレすら流れなくなります。
世の中のほとんどが水洗トイレです。
こうなるととても衛生上良くないのです。
阪神大震災の時は、ライフラインがストップしてしまいトイレは大便で溢れかえっていたそうです。
そんな光景が想像できますか・・・。
当たり前のことが当たり前では無くなってしまうのです。
街中のひとが必ずと言って良い程、水を求めるでしょう。地震発生時は安否確認などが優先になりますが少しずつ冷静を取り戻し、食料や水の確保に走ります。
阪神大震災の時も、コンビニやスーパーに多くの人が群がりました。
そして、東日本大震災ではガソリンが不足する事態に陥りました。
やはり、地方だと言う事もあったのか車で移動する人がとても多く皆がガソリンを必要としました。
でも、なぜこの様な深刻な問題に発展したのでしょうか。
それは、過度な買いだめも原因です。
やはり、いつでも動けるようにと過度な買いだめを多くの人が行いました。
しかし、これは仕方ない事ではあります。誰もが不安な時期、これからの自分を守るのは自分たちでしかないとおもうとやはり蓄えようと言う発想になるでしょう。そして、東北地方を中心とした製油所や出荷施設に甚大な被害が及んでしまった事。
あらゆる事を想定して、なかなか営業を再開出来なかったなど様々な事が要因として挙げられています。
優先的に関東地方のガゾリンが東北地方に回していたこともあって全体的に関東地方のガソリンも品薄状態になったと言えるでしょう。同時に乾電池もあらゆる所から姿を消しました。
今では、普通にスーパーやコンビニに売っていますが、震災直後は買いだめが原因で何処に行っても手に入らず、本当に電池が必要な人に回らなかったというケースもありました。
あらゆる、教訓をのこした震災ですがもし、また震災が来た時に必ず活かさなければいけません。
耐震診断や耐震構造は当たり前の世の中です。
それを踏まえて地震発生直後にどう動くかを頭の中で最悪を想定してイメージトレーニングをしておく必要があります。